筋トレするとハゲると言われるには２つの理由があります。
・髪の形成に必要なタンパク質が筋肉に使われて不足するから
この２つの理由から筋トレ＝ハゲるなんて言われるようになりました。
筋トレでハゲやすくなる場合もある！正しい知識はこれだ！
適度な運動(ジョギング等の有酸素運動)は代謝を向上させ、薄毛の大敵であるストレスをら軽減してくれます。また汗や尿の排泄が促され、脱毛を引き起こすジヒドロテストステロン（DHT）も同時に排出してくれます。まさに適度な運動は身体にとってはいい影響しかないと言えます。
しかし、オーバーワークすると体内の活性酸素を増やすことになります。活性酸素が増えると薄毛を防ぐために大事な成分である亜鉛を消費してしまいます。
そのため無理な運動や過度な筋トレは悪影響を及ぼす場合があるため、しっかり栄養を取ることが重要となります。もちろん亜鉛だけでなくタンパク質も！
ですが「筋トレでハゲる」と言われるのは、それだけではないんです。上で書いたように筋トレは男性ホルモンが増加させる効果(体が筋力を効率的につけようとするため)があり、これがハゲるという都市伝説を生んでいます。
筋トレでハゲない人とハゲる人
男性ホルモンが増えることはテストステロンが増えることをさします。そのため脱毛を引き起こすジヒドロテストステロンも一見増えそうですが実はそうではないんです。
ジヒドロテストステロンが増えるには、5αリダクターゼも必要となってきます。ですが薄毛ではない人はそもそも5αリダクターゼが少ないためテストステロンが増えたとしてもジヒドロテストステロンは増えません。
またジヒドロテストステロンが作られる人であったとしてもそれを受容する受容体の感度が低い人もおり、そう言った人は薄毛になることはありません。
そのため薄毛でない人はいくら筋トレをしたとしてもハゲる心配はないんです。
そのため、薄毛の人は男性ホルモン(テストステロン)が増加すると薄毛が進行してしまいますので、過剰な筋トレはハゲる元となってしまいます。
5αリダクターゼの量やジヒドロテストステロンの受容体感度は遺伝によるものがほとんどです。そのため筋トレをしたからと言って全員がハゲやすくなるというのは完全なデマとなります。
筋トレでハゲるまとめ
元々ハゲている、薄くなってきたという人は過度な筋トレで薄毛を進行させてしまう恐れがあります。
ハミルトンの実験で薄毛の人は男性ホルモンが多いとハゲが進行し、フサフサの人は男性ホルモンが多くてもハゲないことが証明されています。
薄毛で睾丸を取り除かれた男性はハゲの進行が収まり、男性ホルモンを注射することで進行した。薄毛でない人に男性ホルモンを注射しても薄毛とならなかった。
⇒薄毛の人の場合のみ男性ホルモンがハゲを進行させる
以上のことから分かるように、薄毛が心配だ、現在薄毛で悩んでいるという人は男性ホルモンが増えるハードな運動は控えた方がよさそうですね。