シャンプーを正しく使用することで、頭皮環境が大きく改善される場合があります。毎日のことだから正しいシャンプーのやり方を実行しましょう!
ご存知の通りシャンプーには、香料、着色料、界面活性剤、防腐剤など様々な化学物質が配合されています。
防腐剤は菌が生えないようにするためのものですよね。そのため、頭皮の菌を殺菌してくれますが、下手をすれば常在菌(悪い菌が生えないようにバリア)をも殺してしまう場合があります。
また洗浄のしすぎにより、必要な油分までなくなり、乾燥して肌があれたり、逆に皮脂の分泌が増えたりし、頭皮環境か悪化してしまいます。
正しいシャンプー方法で頭皮を健康にしよう
シャンプーは悪いものだ!湯シャンだ!なんて考える方がいますが、湯シャンにもメリットデメリットがありますので、まずはシャンプーのやり方の改善から始めてみましょう!
ブラッシングからスタート
入浴前にブラッシングしない方って本当に多いです。とりわけ男性でブラッシングしている方は、ほぼいないのではないでしょうか。
シャワー前のブラッシングには、髪のからまりをなくすだけではありません。ブラッシングすることでホコリ等のゴミ以外に、頭皮の油も取り除いてくれます。これによりシャンプーの泡立ちが良くなり、細かい泡が頭皮までしっかり行き届き、洗浄効果を高めることが可能となります。
根元からいきなりブラッシングすると、髪が切れたりし逆に痛みの原因となります。必ず毛先から開始し(この時、毛を束ねてブラシするといいですよ)、徐々に中間部、根元と上の方からブラッシングしましょう。
ブラッシングの際、摩擦や静電気により髪が切れてしまう場合があります。ブラシの素材としてプラスチックなどでは静電気が起きやすく、また絡まりやすいです。そのため天然毛のブラシをおすすめします。
適温でまずは頭皮をそそぐ
42度を超える温度は頭皮によくありません。髪のキューティクルが開く原因にもなり、また頭皮を乾燥させてしまいます。
38度前後で洗浄を開始しましょう!
いきなりシャンプーをつけるのはご法度です。必ず頭皮を温めて血行を良くしましょう。頭皮が柔らかくなり、汚れが落ちやすくなります。シャンプーを使わずともこの段階で7割程度の汚れがすでに落ちると言われています。
洗浄の際は指の腹を使い揉み洗しましょう!髪を洗うというよりも頭皮を洗うことを意識して下さい。すすぎで水溶性の汚れを落とすことができます。(シャンプーが油性の汚れを落とします)
時間として2分ほどかけてお湯で洗うことで満遍なく頭皮にお湯が行き渡ります。ワックス等を使っている場合はもう少し長い間お湯洗いが必要となります。
いよいよシャンプー!しっかり手で泡立てよう!
いきなり頭皮につけると刺激が強すぎたり、十分に全体に泡が行き渡らない場合があります。そのため、手のひらでまずは軽くシャンプーを泡立てましょう。
普段使う半量程度を手に取りあわ立てて洗浄します。その後もう一度同じ作業を繰り返すことで洗浄力をあげることができます。(ただし洗いすぎ、シャンプーのつけすぎにはご注意下さい。洗髪後に頭皮に乾燥を感じるようなら洗すぎです)
必ず指の腹で頭皮をもみ洗いして下さいね。小刻みにうごかしながら洗いましょう。
男性の方に多いですが、泡立たないからといって髪の毛をガシガシする人がいます。シャンプーはあくまでも頭皮を洗うためのものです。髪が傷んでしまうのでやめましょう。しっかり最初にゆすぐこと、手で泡立てることをおすすめします。
最後のすすぎ
シャンプーにより皮脂汚れが浮かび上がっていますのでしっかり洗い流しましょう。多くの人がすすぎ時間が短すぎる傾向にあります。泡がなくなったら終わりではありません。
泡がなくなっただけではシャンプー成分が残っている場合が多いです。とりあえず3分間くらいすすぐことをおすすめします。
シャンプーの正しい洗浄方法まとめ
シャンプーには意外な落とし穴が沢山あります。間違った洗浄をしていると、いつ頭皮環境が悪化してもおかしくありません。フケやかゆみはもちろん薄毛や白髪の原因となります。
まずは手で泡立てるところから始めてみてはどうですか?そして念入りに最後はすすぎましょう!