ヘアケア製品は医薬品、医薬部外品、そして化粧品の3つに分類されますが、「バイタルウェーブ」はこの中で化粧品に分類されます。
化粧品と聞くと効果なんてほとんどなく、気休み程度なんて思われる方がいますが実はそうではないんです。
バイタルウェーブには新成分であるキャピキシルが配合されていますが、実はキャピキシルは、国が医薬品や医薬部外品と認めるために必要な試験がまだされていません。そのため、医薬品や医薬部外品に配合することができず、化粧品で売り出すしかないというのが現状です。
自分は認可された成分が配合されたヘアケア製品を利用したいという方は発毛剤や育毛剤をご利用ください。
この記事では、バイタルウェーブの成分・特徴・口コミを徹底調査しました。
・薄毛に悩んでいる人
・副作用が怖い人
・早いうちからヘアケアしたい人
・配合成分や特徴が知りたい人
・バイタルウェーブの口コミ評判、評価
バイタルウェーブの特徴は?他スカルプケア商品との違いを知ろう!
バイタルウェーブは株式会社セラピュアが製造・販売する化粧品となります。
上記でも少し触れましたが、キャピキシルが配合されているため医薬品や医薬部外品での販売はできないため、化粧品としています。
他キャピキシル系スカルプ商品として、以下があります。
・Deeper3D
・THE SCALP5.0C
・ボストンスカルプエッセンス
これらすべて化粧品でありますが、独自性を出すために配合されている成分も大きくことなります。しっかり違いを理解し、自分がこれだと思う商品を選んでみましょう。
バイタルウェーブの配合成分をチェック!
バイタルウェーブの公式サイトをみると売りとして以下の成分を紹介しています。
・リデンシル
・ノコギリヤシ
・成長因子(EGF/FGF/IGF)
・馬プラセンタ
・IPS細胞
・M-034(カゴメ昆布フコイダン)
・桑白皮エキス
・タケノコ皮エキス
・ローヤルゼリー
・グリチルリチン酸ジカリウム
・活性石
これらの成分について説明していきます。
ですがその前に…
キャピキシル系のヘアケア製品と言えば、その他にピディオキシジルを配合したもの、またはリデンシルを配合したものに分けられます。
バイタルウェーブにはリデンシルが配合されていますね。
リデンシルとピディオキシジルの違いですが、どちらも発毛・育毛に効果があると期待されています。
脱毛業界でムダ毛を処理したいときに破壊する場所(バルジ領域)があるんですが、リデンシルはこの領域を逆に活性化させます。
ピディオキシジルは医薬品に用いられるあの有名なミノキシジルの類似構造をとっており、全くミノキシジルと同じ効果を発揮すると言われています。
リデンシルは毛穴に作用するのに対し、ピディオキシジルは血管拡張作用等あるため頭皮全体に作用すると考えられます。
キャピキシル系を上記で紹介しましたがさらに以下のように大別できます。
リデンシル配合
Deeper3D
バイタルウェーブ
ピディオキシジル配合
フィンジア
ボストン
驚きの両方配合
THE SCALP5.0C
THE SCALP5.0Cに関しては独自性をもたせるため両方を配合しています。しかし、その分料金も高くなってしまうというデメリットも。どうせなら徹底的に効きそうなものを利用したいという方ならTHE SCALP 5.0Cを使ってみるのもいいですね!
バイタルウェーブのメイン成分:キャピキシルとリデンシルとは
それでは成分の中でも特にメインとなるキャピキシルとリデンシルについてまずは説明します。
キャピキシルの特徴
発毛・育毛成分として期待されている成分であり、発毛効果が認められているミノキシジルよりも3倍の発毛・育毛効果があると言われています。
キャピキシルの成分の詳細ですが、カナダの化粧品開発会社(LUCAS MEYER COSMETICS社)が開発した成分であり、「アセチルテトラペプチド-3」と「アカツメクサ花エキス」を併せたもの指します。
ミノキシジルの3倍の効果といううたい文句ですが、アセチルテトラペプチド-3またはミノキシジルを含む培地で毛包を育てたLUCAS社の実験結果からそう言われています。
アセチルテトラペプチド-3を含む培地だと3倍の伸び率を有していることがわかります。だから3倍!…といいたいところですが、ミノキシジルの最大の売りは発毛効果となります。あくまでもこの実験は育毛状態をみているだけですので、アセチルテトラペプチド-3により発毛もミノキシジルの3倍あるという意味ではないところを注意しましょう。
もう一つの成分アカツメクサ花エキスですが、アカツメクサ花エキスに含まれるビオカニンAという成分は、5αリダクターゼの活性を抑制する効果があると言われています。
このことから、アカツメクサ花エキスにより脱毛が軽減されることが期待されます。
リデンシルの特徴
スイスのインデュケム社が開発したスカルプケア成分となります。構成成分は、セイヨウアカマツ球果エキス、チャ葉エキス、グリシン、ピロ亜硫酸Na、塩化亜鉛からなっています。
効果として頭皮のバルジ領域を活性化すると言われています。バルジ領域とは、2000年に発見された毛包幹細胞を作る領域であり、この領域で毛の成長に必要な成長因子が作られます。
成長因子とは、特定の細胞の増殖や分化を促進するタンパク質であり、何十種類も存在しています。そのうちのいくつかが、後から説明しますが、追加でバイタルウェーブに配合されています。
元々は脱毛を目的とした美容業界で研究されていた経緯があり、実際にバルジ領域を破壊することで脱毛する方法が脱毛業界では行われています。
リデンシルに関しては医薬品や医薬部外品にも配合することが許されており、有名な医薬部外品であるプランテルにも配合されています。
バイタルウェーブのその他の成分
バイタルウェーブには、上記以外の成分として次のような成分が配合されています。
・成長因子(EGF/FGF/IGF)
・馬プラセンタ
・IPS細胞
・M-034(カゴメ昆布フコイダン)
・桑白皮エキス
・タケノコ皮エキス
・ローヤルゼリー
・グリチルリチン酸ジカリウム
・活性石
これらについて簡単に説明させてもらいます。
ノコギリヤシ
男性型脱毛症の最大の原因は、男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」です。DHTは男性ホルモンが5αリダクターゼ酵素によって還元されることで発生するといわれています。この5α‐リダクターゼの働きを抑えるのがノコギリヤシエキスと言われています。
ノコギリヤシエキス以外にも、ヒオウギエキスも同様の働きをもっており、ヒオウギエキスが配合された育毛剤としてチャップアップ、イクオス、プランテルなどがあります。
成長因子(EGF/FGF/IGF)
EGFは皮膚の表皮層の新陳代謝を活性化させ、肌・頭皮の老化を抑制してくれます。血行も促進されるため、髪に栄養が行き渡りやすくなります。
FGFは線維芽細胞の活性を高め頭皮にハリ・弾力・潤いを与えてくれます。Deeper3Dにも配合されている成分となります。
IGFは弾力のない髪にコシを与えてくれる成分であり、これもまたDeeper3Dに配合されています。
馬プラセンタ
馬プラセンタも成長因子となります。多くの育毛剤や養毛剤で配合されています。プラセンタとは胎盤のことを指し、馬のプラセンタがアミノ酸が多く含まれており、使用されることが多いです。効果として、血行促進、DHT発生の抑制効果があり、また発毛に必要なタンパク質が豊富に含まれています。
IPS細胞
IPS細胞も成長因子となります。リンゴ幹細胞が用いられており、保湿や保護作用があり、老化した細胞を活性化させ機能回復させる効果があると言われている。
M034
M034も成長因子となります。これまた多くの育毛剤等で用いられているのですが、中でもイクオスが有名ではないでしょうか?毛包周辺にある細胞の増殖をうながす効果があり、発毛効果があるミノキシジルと同等の効果を有すると言われています。
桑白皮エキス
有名なアデランスが研究報告したことで知られています。毛髪には以下のようなヘアサイクルがあります。
休止期に入った毛髪は成長をやめて抜けるのを待つのみとなるのですが、なんと桑白皮エキスは休止期に入ったものをまた成長期に蘇らせる効果があると言われています。(参照:アデランス)
タケノコ皮エキス
保湿効果に抗酸化作用(頭皮の紫外線等からのダメージを軽減)、抗菌作用、またアミノ酸が豊富に含まれていることから、毛包に栄養を届けて活性化させてくれることが期待できる。
ローヤルゼリー
髪の毛の主成分であるケラチンを作るために必要なアミノ酸が豊富に含まれており、さらに血行を促進する効果が期待される。アミノ酸以外にもビタミンなども含まれており、栄養豊富!
グリチルリチン酸ジカリウム
抗炎症作用や抗アレルギー作用、解毒作用があり、頭皮が乾燥し、フケや痒み、そして炎症を起こしてしまったような悪い頭皮環境を改善してくれます。育毛剤に限らず多くの化粧品にも用いられています。
活性石
効果として、毛髪の栄養分であるミネラルを与え、また遠赤外線の力で血流を促すようです。ただ、バイタルウェーブの成分に配合されていますが、溶解していません。沈殿状態です。そのような状態で、効果を本当に発揮するのか個人的にはちょっと怪しいなぁと感じます。
副作用等の心配も今のところ確認されていませんので安心して利用してもいいのではないでしょうか。
バイタルウェーブの口コミ評判をチェックしよう!
ここからは、実際にバイタルウェーブを使用した方の悪い口コミと良い口コミをチェックしましょう。悪い口コミも良い口コミも平等に取り上げますので参考にしてくださいね。
バイタルウェーブの悪い口コミ評判
アマゾンや楽天市場、また知恵袋など様々な口コミサイトから口コミを探したのですが、これといった悪い口コミが見当たりませんでした。
キャピキシル系のスカルプ商品は総じて値段が高いです。しかしその中でもバイタルウェーブは低料金に抑えているためお財布も優しく利用しやすいと言えます。
バイタルウェーブの良い口コミ評判
評価: 1本で約1~1.5ヶ月もちます。
ボトルの最後の方がスポイドで吸い取りにくいのですが、リピーターなので最後の数ccは次のボトルに足して使っています。
効果は・・・使っていない場合と比較できないので正直分からないですが、毛量減少に歯止めとなっているような気がします。
(参照元)楽天市場
長く愛用している人の口コミとなりますが、毛量減少を止める効果が感じ取れていることが伺えます。
評価: 使用一ヶ月ですが、いままで使った育毛剤よりも効果ありそうです。当分使ってみようと思います。ただ1回の量が分かりにくいので明確なしるしをつけてほしい。
(参照元)楽天市場
ヘアサイクルを考えると確かな効果を実感するのは数ヶ月必要となります。中には稀に上記のように感じとることができる方がいらっしゃいます。万が一、効果を感じ取れなくても焦らず気長に使って頂ければと思います。
スポイト式ですので、垂れてしまったり、局所的につけすぎてしまう場合があります。その点はご注意下さい。
良い口コミからわかること
ヘアケア製品のいい口コミを記載している方の多くが長期利用者となります。ヘアサイクルは数年単位となりますので、使ってすぐに効果は現れません。
副作用等のヘアトラブルが特にないようでしたら継続して利用してみて下さい。
バイタルウェーブまとめ
バイタルウェーブのポイントをまとめます。
・バイタルウェーブは化粧品であるが、新成分が配合されており非常に高い効果があるかもしれない
・成分としてキャピキシル、リデンシルおよび数種の成長因子が含まれている
・バイタルウェーブの悪い口コミは今のところこれといってない
・良い口コミの多くが長期間利用していることがうかがえる。口コミの中にはスポイトが利用しにくいというものもある
バイタルウェーブはキャピキシルが用いられており、そのため医薬品や医薬部外品での発売は出来ず化粧品扱いとなります。
化粧品の多くが効果が薄いものが多いですが、バイタルウェーブのように新成分など配合された高い効果が期待できる製品も中にはあります。
以上のことから医薬品・医薬部外品扱いである発毛剤や育毛剤とは異なり厚労省が効果を認可した成分がはいっていません。もし認可された有効成分が配合されたヘアケア製品を使いたいという方は、発毛剤や育毛剤をお使いください。