チャップマンとチャップガールが育毛剤や発毛剤の全てを解説!薄毛の悩みを解決しよう!

ノコギリヤシ配合の育毛剤の効果・効能は?副作用は大丈夫?

ノコギリヤシは医薬品として海外で利用されていますが、国内では医薬品・医薬部外品への適用することができません。医薬品・医薬部外品に使用するために必要なデータが不足していることから、化粧品や食品への適用にとどまります。
そのため、ノコギリヤシが配合された育毛剤(医薬部外品)は存在しておらず、配合されているものは養毛剤(化粧品)やシャンプーそしてサプリメントに限られます。

育毛剤には有効成分(厚生労働省が効果があると認めた成分の内、規定量が守られたもの)が配合されているのに対して、養毛剤には有効成分が配合されていません。化粧品である養毛剤は育毛剤に比べ使用できる成分幅が広く、成分自体も医薬品や医薬部外品に比べ登録が容易であることから、キャピキシルやピディオキシジルのような新成分も利用することができる利点があります。

ノコギリヤシが配合されている養毛剤としてバイタルウェーブがありますが、残念ながら有名な養毛剤ではその程度となります。
しかし、ノコギリヤシは非常に高い育毛効果が期待されることから、チャップアップやイクオスといった様々なメジャーな育毛剤を販売している会社の多くがノコギリヤシが配合されたサプリメントを販売しています。
また医薬部外品である育毛剤では、ノコギリヤシが配合できないため代わりとして同様の効果を示すヒオウギエキスや高麗人参(ニンジンエキス)などが配合されています。

それでは養毛剤以外に様々なサプリメントにも用いられているノコギリヤシエキスの効果・効能を確認していきましょう!

ノコギリヤシの効果・効能は脱毛をふせぐ!

ノコギリヤシの効果と副作用、育毛剤に用いられる?

ノコギリヤシは元は前立腺が肥大することで排尿が困難になる病気(前立腺肥大症)を改善する目的で用いられていた経緯があります。
今はノコギリヤシに代わりプロペシア(主成分:フィナステリド)が治療に用いられていますが、ノコギリヤシエキスに含まれるβシトステロールを原料としてフィナステリドを合成しより強力な作用を発揮するようにしています。

ノコギリヤシの化学構造

そのため、ノコギリヤシはプロペシアと同じ効果を発揮する成分となります。

 

ノコギリヤシの効果と副作用

ノコギリヤシは、5αリダクターゼの働きを阻害すると言われています。5αリダクターゼはAGAの原因ホルモンであるDHT(ジヒドロテストステロン)を生成する働きがあるため、それにより引き起こされる脱毛を防ぐことができるようになります。

DHTについてより詳しく学びたい人はリンクを参照下さい。
DHTとは?

 

副作用は?

ノコギリヤシはプロペシアと近い効果があるため副作用を心配する方が多いです。実際にプロペシアには以下の副作用が生じるリスクがあります。

肝機能の低下
蕁麻疹
発疹
ED
射精障害
抑うつ症状
めまい など

それに対してノコギリヤシですがプロペシアに比べ効果が弱いことから上記のような副作用は生じにくく以外が起こり得ます。

便秘
腹痛
めまい
吐き気
頭痛 など

プロペシアに比べ副作用も軽度となっています。
またノコギリヤシの副作用は過剰摂取により引き起こされることから通常の使用方法では起こりにくく過度に心配する必要はないと言えます。

ノコギリヤシエキスまとめ

ノコギリヤシエキスは、5αリダクターゼの働きを阻害することが知られており、それによりDHTの発生を抑え脱毛を改善する効果が期待できます。
フィナステリドと類似構造のためノコギリヤシの摂取により副作用が起こり得ますが、軽度でありまた過剰摂取しなければ問題とはなりません。

高い効果が期待されるものの、ノコギリヤシエキスは医薬品や医薬部外品に適用できないため育毛剤に用いることはできません。そのためノコギリヤシが配合されたヘアケア製品を使いたいとう方は養毛剤またはサプリメントをご利用下さい。

まい
ノコギリヤシエキスと同様の効果を発揮することが知られている医薬部外品適用可能な成分(ヒオウギエキスや人参エキスなど)があります。育毛剤を使いたいという方はこれらの成分が含まれたものを選択下さい。