「フィンジア」は化粧品に分類されるヘアケア製品となります。よく医薬品や医薬部外品と勘違いして買ってしまう方、また間違えて紹介しているサイトが多いですのでご注意下さい。
化粧品に該当することから、医薬品や医薬部外品に該当する発毛剤や育毛剤と異なり、効果は厚生労働省からまだ認められていません。確実に効果が欲しいという方は発毛剤や育毛剤をご利用下さい。
この記事では、フィンジアの成分・特徴・口コミを徹底調査しました。
・薄毛に悩んでいる人
・副作用が怖い人
・早いうちからヘアケアしたい人
・配合成分や特徴が知りたい人
・フィンジアの口コミ評判、評価
3種類の成分を柱とするフィンジア
フィンジアは株式会社ユーピーエスが製造・販売する化粧品となります。ユーピーエスは有名な育毛剤であるプランテルを販売していることから一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
プランテルは、販売実績・効果も含め国内でも五本に入る育毛剤です。その会社が作るヘアケア製品となりますので、これだけである程度の効果は期待できそうですね。
しかし、フィンジアは医薬品でも医薬部外品でも該当せず化粧品となります。実はフィンジアにはキャピキシルというAGAの治療でも用いられる成分が入っているのですが、医薬品や医薬部外品にまだ配合することができないんです。そのため化粧品として売り出しています。
フィンジアの配合成分をチェック!
フィンジアは養毛剤となり、化粧品に該当することから、厚生労働省から効果を認められた成分は入っていません。
医薬部外品に該当する育毛剤は、厚生労働省が「この成分には育毛促進や脱毛予防に一定の効果がある」と認めた成分=有効成分が一定量配合されています。
フィンジアの成分は?
フィンジアに配合されている効果がありそうな成分は、キャピキシル、ピディオキシジル、カプサイシンの3つです。
キャピキシルの特徴
発毛・育毛成分として期待されている成分ですが、新しい成分であり厚労省からまだ効果が認められていません。発毛効果が認められているミノキシジルよりも3倍の発毛効果があると言われています。カナダの化粧品開発会社(LUCAS MEYER COSMETICS社)が開発した成分であり、「アセチルテトラペプチド-3」と「アカツメクサ花エキス」を併せたものをキャピキシルと呼んでいます。アセチルテトラペプチド-3は肌を毛包に働きかけ固定力を高める効果、アカツメクサ花エキスに含まれるビオカニンAという成分は、5αリダクターゼの活性を抑制する効果があると言われています。
副作用は特に報告されておらず安心して利用することができます。
ピディオキシジルの特徴
ピディオキシジルも新しい成分であるため厚労省にまだ効果が認められていません。ピディオキシジルはミノキシジルと同様の発毛効果があるにも関わらず副作用がないことがウリとなります。
ミノキシジルには、頭皮の痒みやフケ以外にも手足のしびれや頭痛、吐き気、男性器障害といった副作用があります。しかしピディオキシジルはこの副作用が発生しないようにするために少し化学構造を変えて合成しています。
ミノキシジル誘導体と呼ばれているだけあって発毛効果に違いはありません。にも関わらず副作用がない非常に優れた新成分、それがピディオキシジルとなります。
カプサイシンの特徴
カプサイシンと言えば有名なIGF-1理論がありますが、フィンジアではカプサイシンによって毛穴を開き、フィンジアの成分がより吸収されやすくしている。(フィンジアではゲートアクセスと表現)
その他、カプサイシンは血行の促進が期待できるため成分をはじめ髪に必要な栄養を全体に行き渡らせてくれることが期待されます。
②CGRPは毛乳頭内の細胞に作用し毛根のIGF-1を増加させる
③IGF-1が育毛効果を発揮する
キャピキシルとピディオキシジルは上記の通り優れた効果を有することが期待された新成分です。出来て間も無く、需用量もそれほど多くありません。そのためこれら成分を扱う商品は値段が高くなっています。早く需用量が増え価格が下がれはありがたいですね!
フィンジアのその他の成分は?
フィンジアには、上記以外の成分として次のような成分が配合されています。育毛剤であるプランテルの成分と同じものが複数入っていることがわかります。(共通と記載)
・ヒオウギエキス(共通)
・ビワ葉エキス(共通)
・プロビタミンB5(パンテノール:共通)
・牡丹エキス(共通)
・ヒキオコシエキス(共通)
・センブリエキス
・フユボダイジュ花
・グリチルリチン酸
・キハダ樹皮
・褐藻エキス
この中でもフィンジアやプランテルで特に重要とされている(ユーピーエス社が力をいれている)特徴的な3つを説明します。
ヒオウギエキス
男性型脱毛症の最大の原因は、男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」です。DHTは男性ホルモンが5αリダクターゼ酵素によって還元されることで発生するといわれています。ハゲを引き起こすDHTを発生させないためには、5αリダクターゼの活性を弱めてしまえばいいわけです。
ヒオウギエキスには、この5αリダクターゼの活性を弱める効果が確認されているようで、日本の一丸ファルコス株式会社が特許を取得しています。
ビワ葉エキス
ビワ葉エキスにも、ヒオウギエキスと同様に5αリダクターゼの活性を弱める効果があるといわれており、日本の丸善製薬株式会社が特許を取得しています。
牡丹エキス
牡丹エキスにはペオノール、ペオノサイト、ペオノリットといった成分が含まれており、プロビタミンB5と同じく抗炎症作用があるといわれています。
これら3つを合わせてペブプロミンαと呼んでいます。
ペブプロミンαはユーピーエス社の商品全てに配合されている「ヒオウギエキス」「ビワ葉エキス」「牡丹エキス」を組み合わせた成分の別名となります。
ヒオウギエキスとビワ葉エキスにより、AGAの原因となるDHTの発生を抑制する効果が期待され、牡丹エキスによって頭皮の炎症を抑えてくれます。これらにより頭皮環境は改善され効率的な発毛が期待されます。
フィンジアの口コミ評判をチェックしよう!
ここからは、実際にフィンジアを使用した方の悪い口コミと良い口コミをチェックしましょう。悪い口コミも良い口コミも平等に取り上げますので参考にしてくださいね。
フィンジアの悪い口コミ評判
評価: 使いましたが、全く効果がありませんでした。
すぐになくなりました。
(参照元)アマゾン
すぐなくなりました。と記載されていますが、おそらく長期で使用していないと推定されます。もしかすると、容量を守らずに大目に使ったのかもしれません。当サイトでも何度か記載していますが、育毛剤も養毛剤も効果が確認できるまでにとても時間がかかります。毛髪が生え替わるヘアサイクルの期間は2~6年となっているため、たった1ヶ月程度では効果は現れません。同様に大量に使ってももちろん効果が早まる訳ではありませんのでご注意下さい。
評価: 1本使い終わったのですが気になっていた薄毛の部分にゎ何の変化も無しです。
やはりこう言う物に期待する事自体が間違いなのですね…
(参照元)アマゾン
この方の場合も短期の利用となっています。一本の場合、容量を守れば使い切るまで一か月間かかります。副作用に関して記載されていないことから、肌トラブルは特にないと考えられます。以上のことからもう少し利用を続けることをお勧めします。
悪い口コミからわかること
育毛剤や養毛剤の悪い口コミの多くが長期の利用をしていない場合がほとんどです。残念ながらどんなに優れた商品があったとしても短期で効果は絶対に現れません。確かに一本使い切っても何も効果が現れなければ不安になっても仕方がありませんが、ここはグッとこらえるしかありません。
またその他の口コミとして値段が高いといったものがあります。フィンジアは、新成分を配合していることから世に出回っている量が少なくそのため値段も高くなってしまいます。
革新的な新技術が導入されているため高くなっていると考えて頂ければと思います。
フィンジアの良い口コミ評判
評価: 使い始めてやや復活した気がして、一時別の商品にしたらまた薄くなり、そこでまた使い始めたら復活したので、私には効いている気がします。
(参照元)アマゾン
この方のようにヘアケア商品には個人差があり、商品によっては全く効果がない場合もあります。フィンジアは多種多様な成分が配合されており、また新成分も配合されているこたから通常の養毛剤では得られないような高い効果が得られたのかもしれません。
評価: タイトル通り。こちらから見て変化は分かりませんが、本人曰くコシが出てきたとのこと。
量も少なくかなり値が張るので、まとめ買いも難しく(そしてさほど値引きにならない)毎回一本ずつの注文です。
とは言え、べたつき、かゆみなどの変な使用感も無く、本人が気分良く使っているのでもうしばらくリピートしそうです。
(参照元)楽天市場
ヘアサイクルを考えると確かな効果を実感するのは数ヶ月必要となります。もう時期家族の方も変化に気付けるかもしれませんね。上記でも記載した通り、やはり新成分配合ですので少し高価です。その分、爆発的な効果があるかもしれませんので、未来への投資として考えてみてはどうでしょうか?
良い口コミからわかること
その他の口コミも考慮するといい口コミを記載しているほとんどの方が、数本利用しています。諦めず長く使うことで効果を感じやすくなりますので根気よく続けて頂ければと思います。
またフィンジアは他の育毛剤や発毛剤と比較して、肌トラブルに関する悪い口コミというものはあまりみられません。
最新技術により副作用が出ないように化学構造を変えていることが効いているかもしれませんね!
フィンジアまとめ
ここまでのポイントをまとめます。
・フィンジアは化粧品であるが、新成分が配合されており非常に高い効果があるかもしれない
・メインの成分は、「キャピキシル」「ピディオキシジル」「カプサイシン」である
・ピディオキシジルはミノキシジルと同様の効果があるにも関わらず、これといった副作用は今のところ確認されていない
・メイン成分以外としてヒオウギエキス、ビワ葉エキス、牡丹エキスが配合されており、これらをまとめてペブプロミンαと称されている
・ペブプロミンαによりDHTの産生を抑えることが期待され、フィンジアを含めユーピーエス製品全てに配合されている
・フィンジアの悪い口コミの多くが「効果が全然ないのでダメ」というものであるが、その多くが短期間しか利用していない。
・良い口コミには「使用感が良い」「確かに効果がある!」というものが多く、長期間利用していることがうかがえる
フィンジアの効果はどれほどのものか未だ厚生労働省の方で評価されていないため、分類として化粧品となっています。
そのため、効果がないのではないか?と感じる方がいらっしゃいます。しかし、実際は臨床試験において高い効果が証明されており、AGAクリニックで治療にも用いられています。
医薬品や医薬部外品に比べ、化粧品は副作用発症率も低く、安全に多くの方が利用することができます。とりわけ肌が敏感だという方は、発毛剤や育毛剤を使う前に養毛剤を使ってみるのもいいのではないでしょうか?