リデンは医薬部外品に該当する育毛剤となります。実はリデンは以前、養毛料(養毛剤いわゆる化粧品)として販売していましたが、リニューアルして医薬部外品となりました。
リデンの広告をみると成分表記方法が化粧品の表記方法であった(2019年4月時点)ので、てっきり化粧品なのに医薬部外品として売っているのか?と思ってしまいました。入手しパッケージをみると医薬部外品の正しい表記方法でありましたので、問題なく医薬部外品となります。
医薬部外品には有効成分(厚労省が効果があると認めた成分のうち決められた配合量を守ったもの)が入っています。どれが有効成分か分かるようにする義務があります。そのため、成分一覧の中で有効成分には✳︎をつけたり、有効成分と記載する義務があります。
このルールはパッケージはもちろんですが広告にも適用させる義務があります。
リデンの成分一覧(上の画像)をみると有効成分の記載も✳︎もありません。そのためこの表記は法令違反となります。
リデンは医薬部外品を扱うプロですし、こういったミスはいかがなものかと私は感じます。また実際問い合わせた際、商品案内の方も医薬部外品の意味や有効成分とは何か、有効成分名や効能等何も理解していませんでした。
基本的なことができていないので、この時点で私的には使う価値がない育毛剤と言わざるを得ません。他育毛剤を推奨します。
・薄毛に悩んでいる人
・育毛剤をどれにすべきか悩んでいる人
・リデンの評価を知りたい人
・口コミ評判、評価
・課題やその他のおすすめ育毛剤
リデンの特徴
リデンは株式会社エムシートラストが製造販売を行っています。また発売だけなら株式会社美元も扱っており、リデンをホームページから購入しようとすると美元経由となります。
上記で記載した通り医薬部外品であるため、厚労省が認可した有効成分が配合されています。
他の医薬部外品といえばチャップアップやイクオス、ポリピュアなどがありますが、知名度や人気はこれらに一歩及んでいません。
リデンの成分の特徴や口コミなど詳しくみていきましょう。
その前に…
医薬部外品である育毛剤には、次の2つの特徴があります。
特徴1 使用目的が2つに限定されている
医薬部外品である育毛剤リデンの使用目的は、「脱毛の防止」と「育毛」の2つに限定されます。
特徴2 効果がおだやか
医薬部外品は効果がおだやかであり、短期間で確実に薄毛が改善することを求めることはできません。
医薬品と異なり副作用リスクが低く安心して使え、また厚労省が有効である認可した成分(有効成分と決められた量)が配合されていることから育毛・脱毛防止の効果を期待することができます。
リデンの成分
それではリデンの成分が他の人気育毛剤とどう違うのかみていきましょう。
有効成分を比較
リデンの広告をみると大々的にリデンシルの宣伝をしていますよね。そのためリデンシルが有効成分だ!と勘違いされている方がいるのではないでしょうか。しかし、リデンシルは有効成分として認可は受けていません。
リデンで配合されている有効成分は、グリチルリチン酸ジカリウム、ニンジンエキス、センブリエキスとなります。
「グリチルリチン酸ジカリウム」と「センブリエキス」は有効成分としてよく医薬部外品に配合される成分となります。またニンジンエキスに感しても有効成分に必要な規定量より少ない量を配合しているケースが他育毛剤で見られます(チャップアップ など)。
それでは簡単に有効成分の説明を記載していきます。
グリチルリチン酸ジカリウム
人気育毛剤によく配合されるメジャーな成分であり、頭皮の雑菌の繁殖を抑える効果が期待されます。雑菌が繁殖するとフケや痒みが生じ、つい掻いてしまい場合があります。それにより頭皮に傷つけてしまう恐れがあり悪循環(ヘアサイクルの乱れ)に陥ってしまいます。
センブリエキス
髪の毛の毛母細胞は、血液を通して栄養を受け取り、老廃物を捨てます。したがって血液の流れが整えば、毛母細胞が健やかに保たれ、脱毛の防止や育毛が期待できるわけです。 センブリエキスに含まれるスウェルチアマリンやスウェルチアニンには、血液の流れを整える効果があるといわれています。
ニンジンエキス(オタネニンジン根エキス)
別名高麗人参エキス。漢方によく使われる成分のためご存知の方も多いのではないでしょうか。
毛髪へ期待される効果として5αリダクターゼの働きを抑制してくれます。これによりAGAの原因物質であるDHTの生成を抑えることが可能となります。
また血液をサラサラにする効果が期待され血流をよくしてくれます。その他、毛乳頭細胞の増殖を促す働きがあり発毛効果が期待されますし、抗酸化作用もあります。
毛髪にいい影響を及ぼすのは間違いないでしょう。
有効成分以外はどうなの?
リデンのその他の注目すべき成分はもちろんリデンシルとなります。
・セイヨウアカマツ球果エキス
・チャ葉エキス
・グリシン
・ピロ亜硫酸Na
・塩化亜鉛
リデンシルは、スイスの原料メーカーであるインジュケム社が開発した育毛成分であり、2014年に市場にでました。
ミノキシジルの2倍以上の効果が期待されており、臨床試験により効果検証も行われています。また実際にAGAクリニックで治療に用いられていることから、かなり期待ができる成分と言えます。
日本の輸入代理店である株式会社マツモト交商の説明によると、リデンシルには「頭皮の外毛根鞘(がいもうこんしょう)に作用し、毛乳頭細胞の分裂を促進する」というはたらきがあるといわれています。
茶葉に含まれるEGCG2が抗酸化作用により頭皮を守り脱毛を防止、またカラマツに含まれるDHQGがバルジ領域を刺激し、発毛・育毛を促進してくれます。
バルジ領域:髪の成長をコントロールする司令塔的な役割を担っています。脱毛業界ではこのバルジ領域を破壊する永久脱毛方法があります。
このように発毛・育毛にとって重要な成分DHQGとEGCG2ですが、しっかりリデンの広告内でも説明されています。ところが…
肝心な成分名を間違えて記載(EFCG2って何?)しているというありえないミスをここでもしています。
成分の法令違反、社員の知識不足、そして広告でも重要な成分名の間違いなど、医薬部外品を扱う会社としてありえません。
リデンはリデンシル以外に特に目立った成分というものは入っていません。
リデンシルは他の育毛剤や養毛剤でも配合されており、より多くの成分が配合されていますので、素人が販売する商品ではなくプロが販売する育毛剤・養毛剤の利用をおすすめします。
リデンシルが配合されている他商品
育毛剤ならプランテルEX、養毛剤ならTHE SCALP 5.0C、バイタルウェーブ、Deeper3Dとなります。
有効成分が入った育毛剤を使いたい方にはプランテルEXを、あらゆる新成分が入った養毛剤を使いたいという方はTHE SCALP 5.0Cをおすすめします。
リデンの口コミ評判をチェックしよう!
ここからは、実際にリデンを使用した方の悪い口コミと良い口コミを紹介します!
悪い口コミ評判
評価: 5ヶ月大金を使って使用しましたがまったく効果がありませんでした。最近では怪しげなYoutuberなどを使って宣伝しているようですが騙されないでください。お金を返してほしいです。
効果がない場合、条件さえ満たしていれば返金対応してくれます。ただリデンの場合、手数料も取られてしまうので、ご注意を(なんだかケチくさい印象)。より成分が多い育毛剤に変更するか、キャピキシル系養毛剤を利用することをお勧めします。
その他の有効な悪い口コミがありませんでした。全体的に口コミ数が少なく、メジャーな育毛剤に比べ利用者もそこまで多くないと考えられます。
悪い口コミからわかること
リデンに限らずですが、使い方が正しいにも関わらず、効果がでない場合があります。薄毛の原因は様々あり、1つ何か変えれば良くなるもいうことはあまりありません。育毛剤の利用+その他のヘアケアをしっかり行いましょう。
選んだ育毛剤で効果がでなかった場合、より多くの成分が配合された育毛剤に変更するか、または全く新しい成分(キャピキシルなど)が配合された養毛剤の利用をおすすめします。
良い口コミ評判
評価: M字気味に前頭部の髪のボリュームが少なかったのが悩みでした。
使い始めて抜け毛が減った。おでこの生え際に産毛が増えた。3本目に突入しましたがジャンプをしてても分かる位あきらかに前頭部の毛の量が増えた。
脱毛も減り、発毛を感じ取ることができているようです。3本目ということは3ヶ月目に突入を意味し、選んだ育毛剤と相性が良かった場合、早い人でこの時期に確かな変化を感じ取ることができます。
評価: 3ヶ月ほど朝晩に使用していたところ、生え際に産毛が生えてきたので効果は実感しています!やはり継続して使わないと効果は実感できないのでこのまま使っていこうと思います。
おっしゃる通り継続して利用しないと効果は出ません。育毛剤を使って肌にトラブルがない場合、是非継続してご利用下さい。
良い口コミからわかること
その他いい口コミの中には、においが良いというものもありました。ただ、私自身は無香料が好きであり、違和感をやはり感じるので、無香料がいいという人は避けた方が無難です。育毛剤は継続して利用する事で、効果を発揮します。そのため、使用により肌トラブルが特にないようでしたら、是非継続して利用しましょう!
残念ながら良い口コミも悪い口コミも全体的に数が少なかったです。
リデンまとめ
ポイントをまとめます。
・リデンは昔は養毛剤であったが今は「医薬部外品」
・有効成分として「グリチルリチン酸ジカリウム」「センブリエキス」「ニンジンエキス」が配合されている。
・その他の成分としてリデンシルが配合されているが、他に目立った成分は特にない
・育毛剤販売会社でありながら、広告にしろ、知識にしろ不安な面が多い。
・リデン以外にリデンシルが配合された商品はいくつかあるため、他育毛剤がおすすめ
・口コミ数が全体的に少ない
リデンはリデンシルが配合された数少ない育毛剤です。リデンシルは医薬部外品や化粧品に適用できており、また実際に薄毛の治療としてクリニックでも処方される場合があります。そのためリデンを用いることで、薄毛の改善を期待できると言えます。ただ、リデンのウリは唯一リデンシルだけであり、その他の成分で独自性がある訳でも、高い効果が期待される成分が入っている訳でもありません。また運営会社にしても不安に感じる点が多く、返金保証に関しても手数料を取るなど不満な点が数多くあります。
以上のことからあえてリデンを選ぶ必要はないと考えます。育毛剤・養毛剤は長く使う必要があるため、不安がない納得のいく商品を選びましょう。
当サイトの情報を参考にして、自分の目的や体質に合った育毛剤を選んでくださいね!
(参照)
・医薬品に関する法律