海藻類はミネラルが豊富であり、昔から髪にいいと言われています。
一度や二度くらい食事中に髪にいいって話題になったことあるのではないでしょうか?
でも海藻を毎日食べたからといって、髪の毛がふさふさになるとこは実はありえません。
どうしてフサフサにならないのか、また薄毛を改善させるにはどうすればいいのか説明していきます。
海藻は重要!でもハゲを防ぐにはそれだけ不足
海藻類に含まれるミネラルの何が毛髪にいいのかというと、ヨードとなります。
ヨードは、メラノサイトを活性化させる働きを持っています。メラノサイトは、髪を黒くするために必要なメラニンを生成するため、ヨードにより黒い毛が得られやすくなると言えます。
またヨードは甲状腺ホルモンを合成するために必要な栄養素となっています。
甲状腺ホルモンは、タンパク質の合成、脂質や糖質の代謝等に関わる重要なホルモンであり、全身の健康に影響を及ぼします。
以上のことから、ヨードは人類が健康であるために必要不可欠な栄養素といえます。
そのため、ヨードが含まれる海藻類を摂取することは、毛髪にはもちろんのこと、体全体に良い効果が期待できるといえます。
ヨードだけじゃだめ
海藻だけとっていても、もちろん毛髪にいい効果は出ません。
そもそも毛髪の主要成分はケラチンというタンパク質となります。ケラチンを直接食物から摂取できればいいのですが、実はそれはできません。
生物は、植物からタンパク質を摂取後、それをアミノ酸に分解し、そのアミノ酸を結合させ様々なタンパク質に作り変えます。
ケラチンも同様に上記の工程で得られますが、ケラチンを得るためには以下の栄養素も必要となります。
・アミノ酸からタンパク質であるケラチンを得るための亜鉛。
またケラチンは18種類のアミノ酸からなっていることからケラチンの原料となる良質なタンパク質も必要となってきます。
以上のことから健康的な毛髪を得るにはもちろん海藻だけでは不十分であり、バランスのとれた食事が必要となります。
海藻を食べたら薄毛予防まとめ
海藻を採ることで、毛髪に必要な栄養素を担うことができます。
しかし、毛髪にはその他にタンパク質やビタミン、亜鉛など、様々な栄養素が必要となってきます。
そのため、バランスのとれた食事を取ることを意識することが何よりも重要となります。
食事だけを改善したからといって、必ず頭皮環境が良くなるとは言えません。
適度な運動やストレスを貯めない事、十分な睡眠、適切なヘアケアなど育毛には様々な要因が絡んできます。
是非一度、私生活を見直してみましょう。きっと改善点が他にもみつかるはずです。